茨城の銘石

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羽黒青糠目石

羽黒青糠目石

  • 羽黒青糠目石は、高級墓石を中心に建築石材、彫刻やオブジェ・モニュメント、美術工芸、 庭園装飾まで幅広く利用されています。
  • 香川県の庵治石、福島県の浮金石、神奈川県の本小松石と並び、日本国内でも最高級に位置づけられる銘石(御影石)です。


〈 羽黒青糠目石の主な特徴 〉

  • 「米糠のように細かな」から名づけられた通りの、他に類を見ない石目の細かさに特徴があります。
  • そのきめ細かさと緻密さから、風化に強く、長い年月を経ても変化がありません。
  • 均一な石目と、青みがかった落ち着いた色合いが、糠目石の独特の気品を醸し出します。
  • 鉄き分の流出や、変色がありません。
  • 特級品は全体の5%しか取れず、希少性が高い。 

羽黒青糠目石

羽黒青糠目石



〈 羽黒青糠目石が使用された主な建造物 〉 

靖国神社境内

靖国神社境内

横浜外人墓地

横浜外人墓地

真壁石

真壁石

  • 関東の名山、筑波、加波、足尾の三山の麓の産地から採れる良質の花崗岩。
  • 明治期までは主に「白御影」と呼ばれていました。
  • 「真壁石」の名は、この地に古くからある地名によります。
  • 500年前より墓石、供養塔類に使用されています。


〈 真壁石の特徴 〉

  • 真壁石が形成されたのは約6000年前といわれており、極めて新鮮な花崗岩と言えます。
  • (大陸で採掘される花崗岩は 数億年から数十億年前の形成と考えられています。)
  • やさしい石目
  • 硬質で堅牢である。 

真壁石(小目)

真壁石(小目)

真壁石(中目)

真壁石(中目)


〈 真壁石が使用された主な建造物 〉

迎賓館

迎賓館

楠木正成像台座

楠木正成像台座

他に、司法省、日本銀行、東京工業会議所、つくばセンタービル等。

稲田石

稲田石

  • 正式名称は「稲田白御影石(いなだしろみかげいし)」。
  • 採掘量は日本最大級です。
  • 「笠間焼き」の土の源も稲田石の風化した成分と言われています。


〈 稲田石の特徴 〉

  • 色調がきれいで 柄、組織が均一です。
  • 硬く新鮮(真壁石と同じ)で、つやがよく出ます。
  • 耐久性に優れています。
  • 大量に採れ、消費地に近く搬出が容易です。 

稲田石

稲田石



〈 稲田石が使用された主な建造物 〉

日本橋

日本橋

日本銀行本館

日本銀行本館

他に、東京国立博物館、明治神宮、第一生命ビル等